自治功労者表彰を賜りました。
葛飾区より自治功労者表彰を賜りました。
この度は葛飾区より令和4年度自治功労者表彰を賜りまして、葛飾区民の皆様方に厚く御礼申し上げます。
開業医として31年間、また学校医として平成12年より21年間従事して参りました。
地域医療を担うものとして改めて振り返ってみました。
30年間で大きく変わったことは2点あります。
1、介護環境が改善したこと
2、児童数が減少したこと
1については平成12年に介護保険法が成立し、在宅介護が改善され、多くの方々が自宅で療養可能となりました。在宅介護は医療より日常生活のサポートが重要で、その解決は介護士さんの存在です。日頃のケアマネージャーさんや介護士さんの力に感謝しております。財源の問題、介護士さんの待遇等まだまだ解決べき点も多くあります。
2 については先日来年度の就学時健診を行いましたが四十数名でした。
平成12年の半分に就学予定のお子さんが減ってしまいました。
改めて少子化を実感しております。
本当に悲しいことです。
産みやすく、育てやすい環境には程遠い状態です。
以前より、共働き世帯が圧倒的に多くなり、時間的なゆとりも少なく
保護者も疲弊しています。
また先生方も、ICTが発達してゆとりができたかと思いきや、逆に事務作業が増えてしまっている状況です。
保護者も先生方も時間と心に余裕のない状態です。教育により一層国として力を入れるべきです。
児童虐待も増加しております。特に3歳未満のお子さんの子育ては、核家族の元では保育のストレスが大きくなっています。
保育園の数が増加して、待機児童が減り、定員割れというところもあるといっても、兄弟で同じ保育園に入れなかったり、就業証明がないと預けられないなど、保護者にとっては厳しい環境です。
産みやすく、育てやすい環境が整うよう、何人産んでも安心して育てられる公的支援が重要です。