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東京の葛飾から政治と政策を考える医師。子供たちの未来のため今やるべきこと。

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大規模水害から命を守るためにやるべきこと

大規模水害から命を守るためにやるべきこと

葛飾区民大学講演会 片田敏孝氏のご講演と
葛飾区危機管理課長の 長谷川豊氏のご講演
をお聞きしました。お二人のご講演をまとめてみました。

2019年10月に日本列島を襲った台風19号は各地に多大な被害を及ぼしました。葛飾区、江戸川区などの江東5区でも水害の危険にさらされ、多くの方が避難をしました。幸い被害は免れましたが、異常気象がもたらす水害は今後も発生が予想されます。

大規模水害では江東5区(墨田区、江東区、足立区、葛飾区、江戸川区)はほとんどが浸水し(250万人) 2週間以上浸水が引かなくなります。また犠牲者を出さないためには3日前よりこの5区以外に避難を開始しなければ間に合わないとのことです。これらすべてを行政がやることは不可能です。

1、今後の避難の在り方は 現状の行政主体の防災ではなく、住民主体の防災に転換していく必要があります。

目指す社会 住民が「自らの命は自らが守る」意識を持つ
       行政はそれを全力で支援する。行政サービスから行政サポート

日本の防災の向かうべき方向性:自助、共助、公助が一体となって自然災害に立ち向かう社会の構築

2、台風19号の葛飾区の対応と課題について
  台風接近の二日前より江東5区で情報を共有し準備態勢に入りました。
  前日より情報連絡体制にはいり、
  10月12日 避難所の開設
       警戒レベル3 避難準備・高齢者等避難開始
       荒川と那珂川にはさまれた地域に警戒レベル4  避難勧告

   避難者総数 19,823人

   避難所開設数 117施設   

   今後の葛飾区の課題;全避難所を開設する場合の職員参集の強化
           自治町会への連絡手段の確保
           区民、避難者への情報提供の強化    

3、避難所の在り方について
  避難所の開設に際しては多くの準備や利用のルールがあります。
  区役所職員の人数には限界があり、避難した住民全員で避難所の運営に協力していく
  必要があります。

  普段から避難訓練等に積極的に参加し、備えることが重要です。

 

葛飾区の防災情報の入手方法
①区ホームページ、安全安心情報メール、携帯電話への一斉メール

②かつしかエフエム〔周波数78.9メガヘルツ)、 J:COM東葛飾・葛飾

行政防災無線 0800-800-0657 フリーダイヤル
 放送内容が聞き取れなかった場合は電話で確認できます。

④視聴覚障害の方への電話やFAXによる災害情報伝達(事前登録を要する)
 事前登録が必要です。
 TEL 03-5654-8572
 FAX 03-5698-1503

⑤NHKのデータ放送で、河川の水位や雨量が確認できます。
NHK総合テレビにあわせリモコン dボタンを押す
 メニューから地域の防災・生活情報→ 河川水位情報

 

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