奥戸の天祖神社で大しめ縄神事と呼ばれる民俗行事が10月第3土曜日に行われました。大しめ縄神事は、天祖神社の祭礼の前日に、神社の鳥居に架かっているしめ縄を掛け替えるもので、葛飾区の無形民俗文化財に指定されています。このしめ縄は約５ｍに及ぶ大きなもので、天祖神社の崇敬会の人たちを中心に稲藁を束ねて作りますしめよりと呼ばれており、このしめよりの神事に参加させていただきました。
稲藁は長いものが必要ですが、近年の品種は丈が短い品種が多く、さらに機械での刈り取りのため元より高い位置で刈るため短い稲藁になってしまい、使えないそうです。そのため、この神事のためにわざわざ農家の方にお願いして刈り取りも手作業で行っていただいているとのことです。ご苦労様です。伝統を守ることはご苦労も多くなります。