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東京の葛飾から政治と政策を考える医師。子供たちの未来のため今やるべきこと。

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日本でPCR検査が進まない理由、そして今後の課題

1月28日に日本での新型コロナウイルス感染が始まって、すでに三ヶ月以上が経過し
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言は5月31日まで延長されることとなりました。

 当初からPCR検査を増やし、感染の拡大を食い止めるべきと訴えてきました。

1、PCR検査を増やさなかった理由
 専門家会議の先生の講演を3月にお聞きしましたがそのときのお話では軽い風邪で治ってしまう人が80%だから,PCR検査は重症者に限定して検査を行うべきとのこと、それが医療崩壊を防ぐと。そしてクラスター対策を中心として行っていくということでした。

指定感染症になり、軽症者も入院の対象になることを考えると、むやみにPCRを行って、入院が増加すると重症者の治療が困難になるということもわかります。
しかし、発熱と咳がひどい人に肺炎の有無を胸部CTで確認しないとPCR検査はできないといわれ検査を断られる場合もありました。院内感染や市中感染の危険も多々ありました。やはりまずはPCR検査をすべきではなかったか。
そして、3月中旬より感染経路不明の感染者が増加してきた段階で、軽症者を宿泊施設に移し、PCR検査数を増やし、感染拡大を食い止めることを優先させるべきであったのではないか。
 
2、PCR検査を増やせなかった理由

ではなぜ検査件数がなかなか増えなかったのか。当初は医療体制を整えるために増やしたくなかったと思われますが、その後は増やせなかったのだと思われます。
 これは検査態勢に問題があるからです。

医療機関から検査を依頼→保健所-保健所が検査依頼→東京都保険局感染症対策課→東京都健康安全研究センター→保健所→指定の医療機関にて検査(検査待ちに数日かかるため一般医療機関で検体採取することもあり)→結果は東京都安全研究センターから→東京都福祉局→保健所→医療機関と本人に通知

PCR検査はその後東京都健康安全研究所のほかに民間にも委託され検査数は増加しましたが
上記の検査の流れが今も続いています。
非常に手間と時間がかかる無駄な手順ではないでしょうか

3、今後の課題

それに対しやっと、各区市町村と医師会が協力し、検体採取のため検査所を設け、検体採取を増やすことができてきました。

当初よりこのような体制を立てることができればとの思いはありますが今後さらに必要になれば柔軟にこのような検査態勢を整える必要があります。
下図の流れをもっと簡便にできないかが今後の課題です。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_virus/kensa-ncov/

①保健所の人員不足
②入院をコーディネートする仕組みがない
③地方衛生研究所(東京では東京都健康安全研究センター)、都道府県とのやりとりに時間を要する。
一般医療機関から直接民間検査会社に委託できない
         

危機に直面したときもっと多くの意見を取り入れ、解決していく必要があります。検証するには未だ時期尚早かもしれませんが、今後も新型コロナウイルスとの付き合いは長くなると思われます。今からでも体制の見直しを進められないでしょうか。

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    日本維新の会衆議院東京都第17選挙区支部
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